『第30回東京国際コイン・コンヴェンション』レポート

2019年4月27日(土)〜 29日(月・祝)の3日間に開催された日本最大級のコインの祭典。

今年のイベントの様子を振り返ります。

イベント会場をレポート

ロイヤルパークホテル3階会場まで

会場は、東京・日本橋のロイヤルパークホテル。

ご覧の通り、中央の吹き抜けが気持ちいい、美しくて素敵なホテルです。


地下鉄の駅「水天宮前」からの直通で、わかりやすく示されているので初めての方でも迷わずたどりつけます。


ホテル内には、そこかしこに案内が設置されています。案内係のスタッフもたくさんいて、とても親切にお声かけしています。


今年は平成最後の貨幣セットの販売が大きな話題に。


イベントスタートの随分前から貨幣セット目当てのたくさんの人たちの行列が見られました。


コイン・コンヴェンション・メイン会場のある3階で受付(無料)をして、TICCのバッチと参加するともらえる冊子を受け取ります。


毎年配られるこの冊子には、イベントの情報に加え、テーマ(今年は「江戸の金遣い」)についての解説や、貨幣にまつわる読みものページも充実していて読みごたえたっぷりです。また、来場者全員に、今年は「近代金貨収集手引き」をもらえました。


受付のすぐ横には喫茶コーナーが。もちろんホテル内にはカフェやラウンジスペースなどゆっくりできる場所がありますが、移動しなくてもお茶をしながら休憩できます。

いよいよイベントスタート

入場待ちの列が長くなってきました。オープニングセレモニーが始まります。


記念すべき第30回東京国際コイン・コンヴェンションの開催のご挨拶の後、テープカット。いよいよスタートです。


会場しました!すでに販売リスト(当サイトでもイベント前〜期間中にご覧いただけます)をチェックしていた方はまっすぐお目当てのディーラーさんへ猛ダッシュ!


あっという間に会場はコイン収集家で埋め尽くされました。心地よい熱気!


アジア、オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパ、海外の収集家からの注目の高さが伺えます。


女性やお子さまの姿も。珍しい切手や過去のオリンピックなどの記念品等、お買い求めやすいものも沢山あってついつい手が伸びます。


どこのディーラーさんもとても優しく親切で、いろいろ教えてくれます。

メイン会場以外の見どころ

国内外の造幣局のブースが勢揃い。それぞれのオススメなど、直接説明してくれます。


こちらは展示ブース。めずらしいメダルやケースがわかりやすく展示されています。


博物館級の小判もこんなに近くでじっくりご覧いただけます。目の前の貨幣が辿ってきた歴史を想像しながら、改めてその魅力を確認。


毎年人気の体験コーナー。滅多に体験できない、お札にも使われている凸版印刷体験が出来ます。


こちらは国立印刷局製造のスーベニアカード。今回、第30回を記念したカードが領布されました。


こちらオークションも大きな見所の一つ。高価で貴重なコインがどんどん落札されていきます。

世界中のコレクター達が注目しているオークションの一つです。


イベント中、2回、著名な先生の講演を聴くことが出来ます。こちらは2日目に講演してくださった紙幣研究家・植村先生です。講演後のサイン会では講演会参加者の皆さんと直接お話しする機会も。

話題の貨幣セット(ミントセット)

さて、注目の貨幣セットの販売はというと、販売スタートと同時にすごい勢いで売れていきます。販売スタッフのみなさんの頑張りで、長かった行列がどんどん進んでいきます。


平成最後の貨幣セットは、、、お昼には完売でした。

まとめ

初の10日間という長い連休と、平成から令和への改元のタイミングが重なり、連休最初の3日間に開催される第30回東京国際コイン・コンヴェンション(TICC)の注目度はかなり高かったようでした。平成最後の貨幣セット(ミントセット)をきっかけに、初めてこのイベントへ参加された方も多く見受けられました。そんな方々にも、今回のご来場をきっかけに貨幣収集の魅力を知っていただけたら嬉しいです。

今年も、たくさんの皆さまにご来場いただきましてありがとうございました。