貨幣を投資対象とする事への日本貨幣商協同組合の見解

 昨年来、貨幣への投資を呼びかけるダイレクトメールが盛んに送付されております。日本貨幣商協同組合は投資対象として、特に数年単位の短期の投資対象として、貨幣の購入をお勧めする行為には与しておりません。あくまでも趣味の対象として収集を楽しんで頂く事が、第一の目的であるべきだと考えております。 

 投資をして継続的に利益を得るためには、開かれた大きなマーケットの存在が不可欠ですが、現在貨幣に関しましては、株式市場や商品市場のようなマーケットは存在しておりません。貨幣に投資して2〜3年の間に大きな投資利益が得られるとは考えにくく、貨幣をそのような投資対象として推奨する行為には疑問を持たざるを得ません。

 一方で貨幣のコレクションが資産性を持つことも事実ではありますが、それは長年収集を楽しんで頂いた結果、資産価値を持つ貨幣が手元に蓄積されていく、そのような形での資産形成であると考えております。

 収集家の皆様、貨幣に興味をお持ちの皆様におかれましては、その種の投資の呼びかけに対して、是非冷静に対応して頂きたいと私どもは願っております。日本貨幣商協同組合はより多くの方に貨幣収集を楽しんで頂けるよう、我が国における貨幣収集の健全な発展に今後とも寄与して参りたいと思っております。

平成19年3月 日本貨幣商協同組合




Japan Numismatic Dealers Association